日本の医療が高いと思っている人は、物事を知らなすぎる
昨今医療ミスが増えているような報道があります。
そのような報道があるとまず間違いなく
担当の医師が責められます。
もちろん担当の医師の責任の場合もあるでしょう。
ただそれを決めつけることは、あまりに無知です。
日本の保険治療というものは
世界的に見て非常にコストが安い。
これを本当の意味で理解できている日本人は非常に少ない。
どれだけ安いかは、ネットで検索すればすぐ出てくるでしょう。
簡単に言うと、欧米の医療が一流レストランのそれだとすれば
日本の医療は吉野家の牛丼屋、マックなどファーストフードレベルです。
そんな安い報酬に対して病院は薄利多売で経営をします。
その結果として、医療ミスが起きてしまうわけです。
なぜ日本人は他人事となると簡単に責められるのでしょうか。
医者だって人間です。
1日に何十人も患者を相手にして
どれだけのパフォーマンスを発揮できるというのでしょう。
これは医師だけに限らず、日本の医療者すべてに言えることです。
日本の医療従事者は現在の劣悪な環境で
なんとか真摯に診療にあたっている状態です。
制度を維持するために、しわ寄せが医療者に来ている状態です。
そして間接的に患者である国民に被害が及んでいるわけです。
本来は医療ミスが起こった場合、攻める相手は医師ではなく
国です。
早く国は国民皆保険制度に変わる制度を作るべきでしょう。
もしくは、制度を修正するべきでしょう。
毎月何万もの医療費を搾取されてるわけですから、
きちんとした医療制度を作って欲しいものです。
自分たちの年金やボーナスばかり増やさずに。